もた記

日常のあれこれ。好きなもののあれこれ。

春にみていたドラマたち

ずっと下書きに入っていて、なんだかもったいなかったので公開にしました。花粉症とかいってるのでたぶん春に書いたもの。もう夏が終わる頃ですが。

 

 

 

花粉症の季節がやってきた。

韓国に来てから、日本にいた頃と比べて花粉症の症状が軽くなった。私の花粉症はなんの植物が原因なのか知らないが、多分その植物が少ないんだろう。それでも鼻水とくしゃみは出やがるので、日本から持ってきたアレルギー用の鼻炎薬を飲んで過ごしている。

 

 

 

むずむずする鼻の違和感と闘いながら、最近は日本のドラマをよく観ている。

ドラマというと、毎話1時間弱のものを全10話くらいのがっちりした構成というイメージがあったけれど、毎話20分くらいで全10話もいかないような気軽に観ることができるものも多くて、暇つぶしにちょうどよかった。

そんなこんなで最近みた中でおもしろかったドラマの感想文をちょっとまとめておきたい。

 

 

みなと商事コインランドリー

 

物語の主人公は、古びたコインランドリー「みなと商事」の管理人でアラサー男子の湊晃。ある日、イケメン男子高校生・香月慎太郎が客として訪れ、歳の差を超えて仲良くなる二人だったが、湊がゲイであることがふとしたことから慎太郎にバレてしまう!偶然か必然か二人の出会いを機に“恋”の歯車が勢いよく回り始める。それぞれが胸の中にしまっていた本当の自分の気持ちとは一体…!?恋愛に歳の差なんて関係ない。駆け引き無しのまっすぐでピュア過ぎる、ちょっぴりホットな真夏のラブストーリーです!

 

一途で爽やかで、夏を感じるめちゃくちゃピュアなラブストーリーだった……。

 

基本的にはクールな優等生なんだけど、好きな人にあまりにも一途で、湊さんの前では子犬みたいな慎太郎が可愛くて。湊さんが年齢をすごく気にしていた(なにしろ慎太郎は高校生なので)のも、個人的にはすごく良かった。当たり前なんだけど、最近そういう倫理観みたいなものを無視した恋愛作品も多いし。

 

都会すぎない海辺の街の雰囲気や、キャラクターの心情が感じられる丁寧な演出が素敵だった。そして慎太郎を演じていた西垣匠くんがあまりにもハマり役すぎて。目がクリッとしていて可愛いし、スタイルもいいし……完全に湊さんと同じ感情。

観終わった後、勢いでSNSをフォローしてしまいました。

 

 

※補足

2023年夏、シーズン2が始まっていて、毎週楽しみにみているところ。やはり夏にピッタリ!

 

 

 

美しい彼

 

物語の主人公は、思うように言葉を発せない「吃音症」を持ち、幼い頃から周囲に馴染めずぼっちを極める高校3年生・平良一成と、学校のカースト頂点に君臨する圧倒的カリスマ・清居奏。高校3年の春、クラス替えの自己紹介で緊張のあまり吃音が出てしまった平良は、クラスで透明人間のように扱われ、清居らのグループからパシリにされるようになる。しかし、そのことを気に留めるどころか、むしろ嬉しく思っていて─?!実は、平良は清居をひと目みた瞬間から恋に堕ちていたのだった。クールで美しい清居のことをひそかに、王(キング)と崇拝し、昼食の調達に使いっぱしりと忠誠を尽し続けていく。この思いは、憧れなのか、何なのか─。自分の気持ちに整理ができずにいたが、クラス内で力関係が変わるある出来事をきっかけに、二人の関係は急展開していく。

 

こちらも、『みなと商事』に続いてBLドラマ(しっかり沼に落ちている)。常にちょっとだけ切なさを感じながら、小説を読んでいるような感覚で一気に観終えた作品。『みなと商事』は色で例えると、光が反射した海の淡い水色っぽい雰囲気だったのに対して『美しい彼』は霧がかった空気の中の紫陽花みたいな青紫っぽいイメージ(超個人的なイメージ)。

 

序盤は平良の視点で物語が進み、終盤で清居の視点になってから一気に伏線が回収され物語が加速する。平良と清居はそれぞれ交わらない世界線にいるような人間に見えるけれど実はどこか似ていて、それが2人を引きつけているんだろうなと感じたり。自己肯定感が極端に低くて、自虐的な平良が、清居に対して時々みせる「そこはいけるの!?」って感じの意志の強さがストーリーのアクセントになっておもしろかった。

 

清居も清居で、王様系の偉そうな人間かと思いきや、ものすごく繊細で可愛いところを出してくるのでずるい。王様というより、姫なのかも。演じている八木勇征くんのビジュアルも『美しい彼』というタイトルに負けていないのがすごい。

 

シーズン2も観たけれど、恋人同士になった平良と清居のやりとりにニヤニヤしたりこれから場をかき乱しそうな新しいキャラクターが登場したり、4月に公開される劇場版が楽しみ。韓国でも上映されないかなぁ。

 

 

 

自転車屋さんの高橋くん

 

東京都出身の飯野朋子(はんのともこ)、略してパン子30歳。岐阜で一人暮らしをしながら、会社勤めをしている。人付き合いが苦手で自分の意見をはっきりと言えないパン子は、会社では上司から微妙なセクハラを受けたり、同僚からの誘いを断れずにいて悩む日々を送っていた。ある日、自転車で街に出かけた朋子は、チェーンが外れたことをきっかけに近所の自転車屋を営む高橋遼平と出会う。イケメンだが見た目がヤンキーで、ちょっと強引な遼平に徐々に惹かれていき……。世話好きで年下ヤンキーと内気なアラサー女子の大人の胸キュンピュアラブストーリー

 

 

なんとなく悩みはあって、嫌なこともあるんだけど、とりあえず安定を求めて我慢してしまう朋子の雰囲気が、リアルだなと思ってみていた。いざという時に、真っ直ぐに朋子を救ってくれる遼平があまりにもかっこよかった。そりゃ好きになる。

 

朋子は物語を通して明らかに変わっていくけれど、遼平はいい意味であまり変化がなくて、それがまた良い。遼平はずっとそのままでいてほしい(原作の漫画はまだまだ話が続いているようなので、ファンの勝手な願望)。

 

朋子も遼平も家族にちょっとした暗いエピソードを持っている。ドラマでも少し触れられていたけれど、もっとそれについて掘り下げたストーリーが見たいなと思っている。

 

物語の舞台となっているロケ地が岐阜県らしいのだが、なんとなく懐かしい風景を見ているような気がして、それもこのドラマを好きになった要因かもしれない。

 

 

 

 

 

読書の記録

何冊か本を読み終えたので、読書記録。

ちまちまと読んでいるので、一冊読み終えるにも時間がかかる。最近寒くなってきて、外に出るのも億劫なので、家で昔のアニメをみている。アニメもいいが、もう少したくさん本を読みたい。

 

 

 

『エレジーは流れない』 三浦しをん/双葉社

 

温泉街に暮らす、高校生の日常を切り取った物語。

 

暮らす環境や、それぞれの背景は違っても、結局高校生の頃ってみんなこういうこと考えるよね〜って懐かしい気持ちになった。「家族」とか「友情」とか、ありふれたテーマなんだけど、改めて面白くて暖かいなと思う。

高校生になるとやたら将来について考えさせられるのは、みんな同じなんだろうか。進路をどうするかとか将来何になりたいかとか、正直わかるわけないじゃんと思う。実際、わたしは高校生の時の自分の考え方の甘さや未熟さを恥ずかしいと思っているし。でも、そのモヤモヤを青春パワーでスッキリさせてくれる話だった。

 

キャラクターの個性が爆発していて、読みながらゲラゲラ笑える。読んだ後、あまりにも面白かったので母にも勧めた。

 

わたしはあれこれいろんな本を読まないで、特定のジャンルや作者の本ばかり選んで読んでしまう。三浦しをんは、中学生の頃から大好きな作家で、本屋でまだ持っていない作品を発見すると、必ず購入してしまう。でも、ハズレがないので後悔も無し!

三浦しをんは、お仕事小説(ある職業に焦点を当てて描かれた小説)が有名だけれど、日常の中でありふれた人間関係を丁寧に描く作品も面白い。あと、エッセイも最高。

 

 

 

『スクイッド荘の殺人』 東川篤哉/光文社

 

コメディっぽく、ギャグ満載で本格的な推理を楽しめる烏賊川市シリーズの最新作。

 

烏賊川市シリーズは、いい意味で何も考えずに楽しく読めるのでいい。重い雰囲気で本格的な殺人事件を解決していくようなミステリーも好きだけれど、たまにはこういうミステリーも息抜きになる。烏賊川市シリーズ自体も映像化もされているけれど、雰囲気としては『TORICK』っぽい。

今回の作品も、様子のおかしい人物しか出てこないし(探偵や警察含め)、ギャグ満載。「探偵!しっかりしろ!」と思いながら読み進めていたら、いつの間にか人が殺された……という感じ。

 

ミステリーが大好きなので、推理小説はよく読む。東川篤哉は『謎解きはディナーのあとで』を読んでから、いろいろ集めるようになった作家だ。『謎解きはディナーのあとで』の最新作も一緒に購入したので、次はそちらを読んでいこうと思う。

 

 

 

『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎/マガジンハウス

 

言わずと知れた有名な作品。なぜか読んでこなかったので、今更読んだ。

 

今更読んだけれど、個人的には今読んでよかったと思った。PTAの推薦書にもなっているようなので小学生や中学生で読む子どもが多いかもしれないが、何も考えずに読んでいい話ではない気がしたし、書かれていることを鵜呑みにはできないと思った。「君たちはどう生きるか」という問いかけに全てまとめられているような気がするが、この本の主人公であるコペルくんの体験を、私たちも間接的に体験しながら、じゃあわたしならどうするか?何が正しいのか?を考えなければ意味がない。

わたしは、今読んで、コペルくんの行動に疑問を持つ箇所がいくつかあった。ではわたしなら、何が正しいと思って、どうするだろう?

 

これを読んでから、哲学をもう少し勉強したいと思ったので、いい感じの哲学書を探している。冬休みに一時帰国する予定なので、本屋に行って探したい。

 

 

 

『赤ひげ診療譚』 山本周五郎/新潮社

 

母から「あなたが好きそうなので」と送られてきた、古い時代小説。「赤ひげ」と呼ばれる医者と出会い、変わっていくある医生の物語。

 

医療系の物語はほとんど読んだ事がなかったので、新鮮だった。中心は医療や、貧しい人々の暮らし、主人公である医生の成長だけれど、ひとつの社会について考えさせられる作品だった。時代小説なのに、現代にもかなり通じる部分があって、いいんだか悪いんだか……という気分。命以上に大切なものはなくて、その重さはみんな同じだという当たり前のことと、それはいつの時代も当たり前じゃなくなってしまっていること、それはなぜ?読みながら考えることが多かった。

 

父が黒澤明の映画のレーザーディスクをいくつも持っていて、大昔にこの小説を原作に作られた『赤ひげ』をみた記憶がある。内容は全く覚えていないので、機会があればこちらもみたい。

 

わたしの母は、買った本の裏に購入した日付と名前を書くことが多い。この本にもしっかり書いてあった。1982年……40年越しに娘の元にやってきた本!文庫本なのだが、今よりずっと字が小さくて値段も安い(280円って書いてある)。紙質も今より少しテカリがあるような。300円あればこの分量の本が買えたんだ……という不思議な気分になった。

 

 

 

『眠り人形』 向田邦子/文春文庫

 

「結婚」「家族」がテーマになった三篇の短篇集。

 

わたしは最後に収録されていた「当節結婚の条件」がいちばん印象に残り、内容も好きだった。今よりも女には結婚が付き纏ってきた時代なんだろうけれど、余計なお節介を家族に焼かれたり、職場であれこれ言われたりするのは今も変わらないのかも。しっかりもので、でもちょっとわがままな娘が愛おしい。

 

セリフがうまくて、読みながら情景がはっきりと浮かんでくる。ぐんぐん引き込まれる。ドラマの放送台本を小説にしたものらしいので、余計に情景が丁寧に描かれているのかも。終盤の娘と、飲み屋の女将さんのやりとりが素敵だった。電車の中で読んでいたのだけれど、泣くのを我慢できなかった。

 

向田邦子は母が好きで、これも母が送ってきた。わたしは向田邦子のエッセイが好きでよく読んでいたが、物語もおもしろいことを知った。実家に小説があるそうなので、次はそれを読む。

 

 

 

パソコンの調子が悪く、はてなブログに文章を書きたいのに書けなかった。文章を書かないと本当に日本語能力が低下しそう。パソコンが新しくなったので、気分も新たにがんばりたい。

コンサートの話

夏休みに入り、気持ちにも余裕が出てきたので、久しぶりに思い出の記録。

 

 

 

久しぶりにオタ活をしてきた。

 

 

わたしは、高校生の頃(もう6年くらい前)から、SEVENTEENという韓国のアイドルグループのファンだ。SEVENTEENは通称「セブチ」なので、ここからは「セブチ」で書いていく。

 

 

2016年の夏、日本での初めてのコンサートが、わたしが初めてセブチを直接みた現場となった。

 

高校生のわたしが、今だから言えるけれど親に嘘をついて、こっそり買ったチケットで大阪に行った。

今思えば、あの年齢で、一人でひょこひょことあんなところに行くなんて、よくやったなあと思う。あの頃は今よりも何も考えていなくて、怖いもの知らずだった。

 

 

 

隣の席に座っていたおばさまが、K-POPファンの大先輩で、同じメンバーが推しで、お互い一人だったのもあって仲良くなった。当時、韓国語なんて全く分からないわたしに、メンバーの言葉をコンサートについている通訳さんよりもはやく通訳してくれた。

その状況の印象が強かったからか、今でもあのコンサートでメンバーが話していたことや内容は細かいところまで結構覚えている。

 

 

コンサートのうちわ(好きなメンバーの顔が大きく印刷されているアレ)の文化が韓国にはなかったころで、客席でゆらゆら揺れる自分たちの顔を見て

「首がたくさん浮いてるみたい」

とか言ってたメンバーもいるし

正直、応募したのに外れてしまった人もたくさんいた狭い会場で

「日本での初めてのコンサートで、この会場が埋まるのか本当に不安だった」

とか言ってたし

まだ持ち歌が少なかったから、日本のアイドルの曲を歌ってくれたり(嵐だった)、日本で有名なK-POPアイドルの曲をパフォーマンスしてくれたり(東方神起だった)した。

 

 

 

今ではありえない話だけれど、音響のミスがあって、「Pretty U」という当時の彼らの最新曲が途中で止まったりもした。おかげと言っては何だけれど、やり直しで3回聴けた。

 

 

 

そんなこんなであの時から、何度もセブチに会いに行ってきたけれど、今回のコンサートは本当に久しぶりだった。

 

 

 

行くつもりだったコンサートが台風で中止になり、その後すぐにコロナが流行りだした。

 

 

今回のコンサートはちょうど韓国にいるタイミングで、夏休みで、韓国でも2年半ぶりに開かれるコンサートだということで、行かないわけにはいかない!と思った。

 

 

 

日本のコンサートは、応募をして、当落の発表があり、チケットが届いて席がわかるという感じだったけれど、韓国は最初から自分で席まで選んで、早い者勝ちでチケットを購入する。プチ戦争だった。

わたしがやっと席の選択画面に来た時には、もう前の方の席は残っていなくて、なんとか買えた席がほぼ天井の4階席だった。

 

 

 

しっかり双眼鏡を持っての、あいかわらずの一人参戦だったが、めちゃくちゃ楽しかった。本当に良かった。

 

 

 

まず、オープニングから最新アルバムのタイトル曲で、テンションぶち上げ。

「BE THE SUN」というコンサートのタイトル通り、燃える太陽のようなオブジェクトが背景にあって、最高にかっこよかった。

双眼鏡で推しメンバーを追いかけていたけれど、感情が高ぶって涙が止まらず、双眼鏡のレンズが曇って困った。

 

 

 

とにかくステージの装置や演出が凝っていて、見ごたえがあった。

途中でバイクのような、ごつい車のような乗り物がステージ上を走り回りはじめたときは、会場がざわついた。

衣装もかっこよくて、特に腕を怪我して固定していたメンバーの衣装が本当によく考えられていると思った。

王子様っぽい衣装では、固定している腕に小さなマントのようなものをつけて、クールな王子様感がプラスされていたし、やんちゃな制服風衣装では腕を固定するためのものに落書きがあったり。良かった。

 

 

 

新しい曲中心かと思いきや、懐かしい曲も披露してくれた。

 

 

 

特に感動したのは「Mansae」という曲。

わたしがセブチにハマるきっかけになった曲で、今でも彼らの曲のなかでいちばん好きな特別な曲だ。でも、初期のころの曲だし、爽やかでかわいい学生コンセプトの曲なので、最近はあまりみることができない。今は、クールでホットな大人コンセプトが多いので。

真っ赤な学ラン風の衣装とともに登場し、この曲のイントロが流れ出した瞬間、日本語で「ありがと!!!」と叫んでしまった。

 

 

 

セブチはメンバーが13人という大所帯グループなのだが、その中で3つのユニットに分けることができる。

ボーカル中心で、歌うまメンバーで構成された「ボーカルチーム」

ラップ中心で、メンバーの高身長トップ2が所属する、ビジュアルも強い「ヒップホップチーム」

ダンス中心で、わたしの推しも所属する「パフォーマンスチーム」

 

 

 

セブチのコンサートは、ユニットごとのステージがみられるのも特徴だ。

もちろん、どのユニットのステージも凝っていて、最高なのだけれど、今回は個人的にヒップホップチームがやばかった。

ポップなラップナンバーは乗りやすいし、めちゃくちゃ盛り上がる。しかもビジュアルが好みすぎた。かっこよかったなあ......。

 

 

 

アンコールではトロッコも登場していた。

久しぶりのコンサートで、少しでもファンの近くに行きたいというメンバーの思いらしい。優しい。けれどさすがに4階席は遠すぎた。

「羽があれば4階席にも飛んでいけるのに!こんなに羽が欲しいと思ったことはない!」

「4階席のみんな、ちゃんと見えてる?近くに行けなくてごめんね」

と、ずっと気を使ってくれていたけれど。

 

 

 

ちなみに、「ちゃんと見えてる?」の返しに、大声で

「見えません!!!!!」

と返しているファンがいたのには、観客席もメンバーも笑っていた。

 

 

 

最後にひとりずつコメントを言っていくのだけれど、それも良かった。

一生懸命、苦労して作り上げてくれたステージだったのだなあと思った。

 

 

 

久しぶりすぎて、コンサートがこんなにパワーをくれるものだということを忘れていた。

また推しに会える時を楽しみにしているし、推しに負けないくらい頑張らなくてはいけないなと思う。

 

 

 

ほんとうに楽しかった!!SEVENTEENありがとう!!

最近のマイブーム

最近ハマっているモノたちをふわっとまとめてみた。

 

 

音楽

 

TikTokで流れてきて、気に入った音源があった。調べてみると、SoundCloudで聴くことができる曲だった。

soundcloud.com

歌っている女の子の声がすごく好き。のんびりしながら何も考えずに聴くことができる感じが良い。

(たぶん)原曲のこちらも好き。

nightmares

nightmares

  • easy life
  • Alternative
  • USD 1.29
  • provided courtesy of iTunes

 

去年、学校に行く時にひたすらDenzel Curryをリピートしている時期があったのだけれど、今また私の中でブームが来ている。

BLACK BALLOONS l 13LACK 13ALLOONZ (feat. Twelve'len & GoldLink)

BLACK BALLOONS l 13LACK 13ALLOONZ (feat. Twelve'len & GoldLink)

  • Denzel Curry
  • Hip-Hop/Rap
  • USD 1.29
  • provided courtesy of iTunes

外を歩いているときは、だいたいこれを聴いている。

 

 

呪術廻戦

 

今までアニメや漫画にハマったことがほとんどなく、鬼滅の刃ですら見ていない私が、呪術廻戦にハマっている。

韓国では映画版の公開が2月だった。2Dをひとりで観に行った後、友人についてきてもらって4DXも観てきた。映画版の主人公であり、アニメ版ではまだちゃんと登場していない乙骨憂太というキャラクターが私の推しなので、声とともに大きなスクリーンの中を動く推しを観ることができたことが感動だった。

韓国で上映されているものなので、韓国語の字幕がついているのだが、原作の言語でひとつの作品を楽しむことができるのは特権だなあと思った。特に独特な世界観や言葉で展開される少年漫画のような物語は、翻訳するのも大変だろうと感じた。

映画を観た後にもらえる特典もしっかりゲットした。嬉しい。

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読書記録

 

3月8日は国際女性デーだったので、『韓国・フェミニズム・日本』を読み返していた。もう何度も読んで、書き込みも多い、私にとって大切な一冊だ。

韓国で生活しながら、日本にいた頃とはまた少し違った感覚で、フェミニズムについて考えることがある。

 

 

 

統営 ( トンヨン ) 旅行の記録🚠

韓国の慶尚南道 ( キョンサンナムド ) にある港町、統営 ( トンヨン ) に旅行に行ってきた。

一泊二日の短い日程だが、とても良い旅行だったので日記として残しておこうと思う。

 

 

わたしが住んでいる大邱から、高速バスで約2時間。統営の高速バスターミナルに到着したときは、まだ海は見えず、港町の雰囲気は全くなかった。

 

 

まずは宿泊先に向かうため、バスターミナルから統営市内を走るバスに乗る。友人が調べてくれた時刻表によると、バスの本数は少なめ……。本当に無事にバスが来るのか不安だったが、10分ほど待っているとバスがやって来た。

 

 

バスに揺られしばらくすると、統営の海が見えてきた。今まで韓国で見たことがある海とは違う、こじんまりとした穏やかな雰囲気の海だった。小さな島がたくさん浮かんでいるのも見える。

 

 

宿泊先は港の目の前で、内装や部屋もとても綺麗だった。

https://www.booking.com/hotel/kr/tongyeong-raon.ko.html

チェックインを済ませ、少し休んだところで、施設から徒歩10分ほどの所にあるケーブルカーへ。

統営の海や港町をケーブルカーから一望できる。頂上にある展望台から見える景色も素敵だった。山の中に歩道が整備してあり、展望台まで楽に登ることができる ( 私たちは時間がなかったので、いちばん上までは登ることができなかった ) 。

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曇空でも綺麗!

 

 

この日はこの後、宿泊先の近くの港を散歩し、部屋でペダル ( 出前 ) を頼んで夕飯に。

비빔밥 ( ビビンバ ) を頼んだのだが、海鮮が入っていて、さすが港町だった。本当は海鮮の된장찌개 ( テンジャンチゲ ) も頼んだつもりだったのだが、間違えて普通の김치찌개 ( キムチチゲ ) を頼んでしまっていた。残念......。

 

 

そして二日目。

 

 

チェックアウトの際に、オーナーの方がコーヒーとパンを御馳走してくださった。日本にも何度か旅行に行ったことがあるらしく、北アルプスが印象に残っているとおっしゃっていた。とても親切で素敵な方だった。

 

 

チェックアウトを済ませると、市内に移動し、忠烈祠(충렬사)へ。

ここはイ・スンシンを祀っている建物だ。日本も韓国も古い建物はよく似ているけれど、少し違う印象があって面白い。

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この建物は文化財となっており、静かで人が少なく良かった。

 

 

忠烈祠から、散歩がてら、統営で有名な壁画村へ。

壁画村は少し高い場所にあり、坂道がきつかったけれど、カラフルな絵があちこちに描かれており可愛い集落だった。ついつい写真もたくさん撮ってしまった。ここは観光客も多く、にぎわっていた。また、少し高い場所にあるおかげで、景色が良く、展望台からは港町や島が綺麗に見えた。
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最後は壁画村から港町に降り、帰りのバスまでの時間をのんびりと潰した。海のそばに座っているだけでも癒された気がする。わたしは海より山派だが、こんな港町だったら暮らしてみたいと思った。

 

 

統営は、必ずまた来たいと思う街だった。次は今回遠くに見えた、小さな島々にも行ってみたい!
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韓国で親知らずを抜いた話🦷

生まれて初めての抜歯を、海外で経験することになった。

 

 

少し前から、親知らずが気になっていた。

生えかけた親知らずが押し上げるせいで歯茎が痛んだり、口の奥の方の皮を噛んでしまったりして、いつか抜かなければならないのかなぁとはぼんやり思っていた。

 

 

そんな時、右側の下に生えていた親知らずが突然痛み出した。

親知らず自体も痛いのだが、その前に生えている奥歯や歯茎までズキズキと痛みだし、生理用に常備している痛み止めを飲んでなんとか授業を受けられるという状態に……。

これは流石に限界だと思い、勇気を振り絞って歯医者に行くことにした。

 

 

近所の歯医者をネットから予約し、授業後に向かう。もちろん気持ちは重たい。元々歯医者が嫌いなのに、まさか留学先で行くことになるなんて。

 

 

歯医者に到着すると、まず問診票を記入した。

名前と、症状、その他にはアレルギーの確認など、記入内容は日本とあまり変わらない。住民登録番号もしっかり記入する。

韓国では住民登録番号という、日本でいうマイナンバーのようなものがかなり浸透している。わたしたち外国人もこの番号を持っている。韓国では半年以上滞在している外国人は国民保険加入が義務なのだが、病院などでこの登録番号を伝えるだけで保険加入を確認し、利用できるので便利だ。

 

 

問診票を渡し、ドキドキしながら待っていると、名前を呼ばれた。

 

 

まず案内されたのはレントゲン撮影の部屋。

歯科助手のテキパキとした指示に従って、言われるがままレントゲンを撮った。驚いたのは、その場で「今日、抜歯したいですか?」と聞かれたこと。

日本であればおそらく診察してから、抜歯をした方が良いか、しなくても良いかの判断を医者にされると思うのだが、まさかの診察前から自己判断。

一瞬迷いと恐怖があったが「痛いので抜きたいですね……」と答えた。その後、抜歯をするのであればCTも撮るとのことで、同じ部屋でCT撮影まで済ませてから、お馴染みの歯医者の椅子に案内された。

 

 

椅子に座ると、目の前のモニターに先ほど撮影したレントゲンなどが映し出され、親知らずの状態を軽く説明された。

痛かった親知らずは縦に生えており、しかも歯茎に埋まっているわけでもなく、比較的抜きやすいこと。虫歯が多いので、他の親知らずも抜いてしまった方が良いこと。特に反対側の下の親知らずは横向きなので、少し抜歯が大変であること……。

今回は右側の下の親知らず ( 痛かった部分 ) と、その上の親知らずを抜くことになった。

日本でしっかりと歯医者に通ってこなかったことを後悔した。

 

 

説明を受け、抜歯のための同意書にサインをした。

「ほとんどありませんが、神経が傷ついて痺れが残ってしまうこともあるので……」なんて説明をされ、苦笑いしながらのサインだった。恐怖を煽られる。

 

 

説明を受け、少し待っていると医者がわたしの隣に座り、早速抜歯の準備に入った。

基本的に口の部分だけ穴が空いた、紙のようなものを被され、目も閉じているように指示されるので、何も見えない状態なのだが、ふと目を開けたタイミングで麻酔注射が目に入り、泣きそうになった。めちゃくちゃ怖かった。形が。

 

 

大丈夫だ……大丈夫だ……と言い聞かせながら目を閉じ、口を開けると、早速注射されていく。

わたしが外国人だからなのか、注射の針を刺すタイミングで「チクッとしますよ〜はいっチク〜ッ!チク〜ッ!」と注射されていくのが面白かった。子どもになった気分である。

『麻酔注射は痛い』と噂に聞いていたのでかなり構えていたのだが、注射よりもよっぽど、それまでの親知らずのズキズキの方が痛かったので我慢できた。

麻酔は初めてだったのだが、痺れて頬が固まったような変な感覚だった。注射のすぐ後にうがいをしたのだが、うまく水を吐き出せなかった。

 

 

麻酔が効いてきたら、いよいよ抜歯である。

口を開け、目を閉じて、何かが口の中に入ってくるのを感じる。気になって一瞬目を開けようとしたのだが、歯科助手に「目閉じて!」と注意されたので、何も見ることができなかった。

上の抜歯は本当に一瞬だった。1分もかかっていないと思う。「上、抜けましたよ」と医者に言われ、思わず「え?」と声が出てしまうくらい早かった。

下の抜歯は上よりは時間がかかっていたが、それでも縫うところまで含めて3分くらいだったと思う。

今まであんなにわたしの口内を苦しめてきた親知らずが、こんな一瞬で消え去ってしまうことに驚きだった。こんなことならさっさと抜いておくべきだった。

 

 

ちなみに抜歯の最中は全く痛みを感じなかった。麻酔は本当に偉大である。( わたしが抜歯をする数日前に別の病院で抜歯をした友人は、麻酔がうまく効かず激痛だったと言っていた。麻酔の効きにも個人差があるのだろうか )

 

 

抜歯の後はガーゼを2時間程噛んでおくように言われ、痛み止めと抗生物質、うがい薬を処方され帰宅した。

 

 

このガーゼを噛んでいる2時間が地獄だった。

 

 

歯医者を出た直後は、正直とても気分が良かった。話に聞く程キツくなかったし、余裕だな!と思っていた。麻酔が切れてくるまでは……。

帰宅のためにバスに乗っている最中、抜歯した部分の鈍痛が始まり、バスを降りる頃には痛みで涙が目に溜まっていた。歯医者を出て、バスを降りるまでに約30分。麻酔が切れてくるのってこんなに早いのか……!?と半泣きになりながら、バス停から家まで早歩きで帰宅。

帰宅した瞬間痛み止めを飲みたかったのだが、処方された痛み止めは食後に飲む強いタイプのものなので、ここで飲むのは怖かった。その他の痛み止めも家になく、ガーゼを噛み締めながらひたすら耐える2時間だった。机に座り「痛いよぉ……」と呟きながら泣いた。久しぶりに泣いた。

 

 

2時間経って、ガーゼを取り、麻酔が少しだけ残っていて痺れがあったが、処方された痛み止めを飲むために、ゼリーをほぼ飲むように食べ、痛み止めを飲んだ。痺れやゼリーの美味しさよりも、痛み止め優先である。

 

 

その後は医者に言われた通りに生活し、薬を飲んでいれば、なんの不便もなかった。

痛みは、2日間ほど続いたが、痛み止めの効果が切れてきた頃に痛み出すのと、寝起きにズキズキする程度だったし、食事も問題なく取れた。

そして、全くと言って良いほど頬が腫れなかった。

親知らずの抜歯といえばパンパンにはれた頬のイメージがあったし、なんなら腫れた状態で写真を撮ってみんなに見せようとまで思っていたのに、本当に腫れなかった。

 

 

親知らず抜歯の記録、いかがだっただろうか。

もしできるなら、留学の前に親知らずを全部抜いてしまうことをおすすめする。それから歯の治療もきちんと済ませておくのが良いだろう。

わたしは親知らずのために歯医者に行ったが、虫歯もしっかり見つかり、少しの間歯医者に通わなければならない。

 

歯は大切である。

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自己紹介

私は、愛知県の秘境で生まれ育った23歳(1998年生まれ)である。

 

私の故郷は『田舎』と聞いて思い浮かべる田舎の風景を、更に3倍くらい田舎にしたような田舎である。これは別に馬鹿にしているわけではなくて、私はそんな故郷が好きだ。空気はもちろん水も綺麗で、ゆっくりと時間が流れる良い場所だと思う。

 

そんな私は、大学進学を機に京都で一人暮らしを始めた。愛知も大学はかなり多い場所なのに、なぜわざわざ京都に?とよく聞かれる。まず、大前提として実家からどこかの大学に通うことは不可能だった。公共交通機関はないに等しく、車を使ったとしても数時間はかかる距離にしか大学がないからだ。『大学進学=一人暮らし』だった私に、両親は遠くに行くことを勧めた。どうせ家を出るのなら、思い切って遠くに行った方が良い体験ができるから、とのことだった。私も新しい環境に飛び込んでみたい気持ちは大きく、いろいろとあって京都で暮らすことになった。

 

4年間の京都での生活は、本当に良かった。故郷にないものがなんでもあって、やりたいことは基本的に何でもできた。大学の環境も自分によく合っていた。

 

大学院に進学したいと考え始めたきっかけも、この大学の環境がかなり大きかったと思う。大学院に進学するとなるとそれなりの金が必要だし、勉強も兼ねて、大学卒業後は少し働こうかと思っていた。

 

そんな話を教授にしていると、奨学金で韓国の大学院に進学できる制度を紹介された。韓国は一度語学学習のために短期間留学したことがあり、全くなじみのない国ではなかった。大学院で研究したいテーマも、韓国で十分に学ぶことができそうだった。

 

そんなこんなで、私はその奨学金を利用して現在韓国にいる。今はまだ大学院生ではなく、大学院に入学する前の準備として、語学堂*1で授業を受けている。来年の春、大学院に入学する予定だ。

留学生活のことも少し書き残すことができれば良いなと思っている。

 

*1:韓国の各大学が運営する留学生のための韓国語教育機関