もた記

日常のあれこれ。好きなもののあれこれ。

コンサートの話

夏休みに入り、気持ちにも余裕が出てきたので、久しぶりに思い出の記録。

 

 

 

久しぶりにオタ活をしてきた。

 

 

わたしは、高校生の頃(もう6年くらい前)から、SEVENTEENという韓国のアイドルグループのファンだ。SEVENTEENは通称「セブチ」なので、ここからは「セブチ」で書いていく。

 

 

2016年の夏、日本での初めてのコンサートが、わたしが初めてセブチを直接みた現場となった。

 

高校生のわたしが、今だから言えるけれど親に嘘をついて、こっそり買ったチケットで大阪に行った。

今思えば、あの年齢で、一人でひょこひょことあんなところに行くなんて、よくやったなあと思う。あの頃は今よりも何も考えていなくて、怖いもの知らずだった。

 

 

 

隣の席に座っていたおばさまが、K-POPファンの大先輩で、同じメンバーが推しで、お互い一人だったのもあって仲良くなった。当時、韓国語なんて全く分からないわたしに、メンバーの言葉をコンサートについている通訳さんよりもはやく通訳してくれた。

その状況の印象が強かったからか、今でもあのコンサートでメンバーが話していたことや内容は細かいところまで結構覚えている。

 

 

コンサートのうちわ(好きなメンバーの顔が大きく印刷されているアレ)の文化が韓国にはなかったころで、客席でゆらゆら揺れる自分たちの顔を見て

「首がたくさん浮いてるみたい」

とか言ってたメンバーもいるし

正直、応募したのに外れてしまった人もたくさんいた狭い会場で

「日本での初めてのコンサートで、この会場が埋まるのか本当に不安だった」

とか言ってたし

まだ持ち歌が少なかったから、日本のアイドルの曲を歌ってくれたり(嵐だった)、日本で有名なK-POPアイドルの曲をパフォーマンスしてくれたり(東方神起だった)した。

 

 

 

今ではありえない話だけれど、音響のミスがあって、「Pretty U」という当時の彼らの最新曲が途中で止まったりもした。おかげと言っては何だけれど、やり直しで3回聴けた。

 

 

 

そんなこんなであの時から、何度もセブチに会いに行ってきたけれど、今回のコンサートは本当に久しぶりだった。

 

 

 

行くつもりだったコンサートが台風で中止になり、その後すぐにコロナが流行りだした。

 

 

今回のコンサートはちょうど韓国にいるタイミングで、夏休みで、韓国でも2年半ぶりに開かれるコンサートだということで、行かないわけにはいかない!と思った。

 

 

 

日本のコンサートは、応募をして、当落の発表があり、チケットが届いて席がわかるという感じだったけれど、韓国は最初から自分で席まで選んで、早い者勝ちでチケットを購入する。プチ戦争だった。

わたしがやっと席の選択画面に来た時には、もう前の方の席は残っていなくて、なんとか買えた席がほぼ天井の4階席だった。

 

 

 

しっかり双眼鏡を持っての、あいかわらずの一人参戦だったが、めちゃくちゃ楽しかった。本当に良かった。

 

 

 

まず、オープニングから最新アルバムのタイトル曲で、テンションぶち上げ。

「BE THE SUN」というコンサートのタイトル通り、燃える太陽のようなオブジェクトが背景にあって、最高にかっこよかった。

双眼鏡で推しメンバーを追いかけていたけれど、感情が高ぶって涙が止まらず、双眼鏡のレンズが曇って困った。

 

 

 

とにかくステージの装置や演出が凝っていて、見ごたえがあった。

途中でバイクのような、ごつい車のような乗り物がステージ上を走り回りはじめたときは、会場がざわついた。

衣装もかっこよくて、特に腕を怪我して固定していたメンバーの衣装が本当によく考えられていると思った。

王子様っぽい衣装では、固定している腕に小さなマントのようなものをつけて、クールな王子様感がプラスされていたし、やんちゃな制服風衣装では腕を固定するためのものに落書きがあったり。良かった。

 

 

 

新しい曲中心かと思いきや、懐かしい曲も披露してくれた。

 

 

 

特に感動したのは「Mansae」という曲。

わたしがセブチにハマるきっかけになった曲で、今でも彼らの曲のなかでいちばん好きな特別な曲だ。でも、初期のころの曲だし、爽やかでかわいい学生コンセプトの曲なので、最近はあまりみることができない。今は、クールでホットな大人コンセプトが多いので。

真っ赤な学ラン風の衣装とともに登場し、この曲のイントロが流れ出した瞬間、日本語で「ありがと!!!」と叫んでしまった。

 

 

 

セブチはメンバーが13人という大所帯グループなのだが、その中で3つのユニットに分けることができる。

ボーカル中心で、歌うまメンバーで構成された「ボーカルチーム」

ラップ中心で、メンバーの高身長トップ2が所属する、ビジュアルも強い「ヒップホップチーム」

ダンス中心で、わたしの推しも所属する「パフォーマンスチーム」

 

 

 

セブチのコンサートは、ユニットごとのステージがみられるのも特徴だ。

もちろん、どのユニットのステージも凝っていて、最高なのだけれど、今回は個人的にヒップホップチームがやばかった。

ポップなラップナンバーは乗りやすいし、めちゃくちゃ盛り上がる。しかもビジュアルが好みすぎた。かっこよかったなあ......。

 

 

 

アンコールではトロッコも登場していた。

久しぶりのコンサートで、少しでもファンの近くに行きたいというメンバーの思いらしい。優しい。けれどさすがに4階席は遠すぎた。

「羽があれば4階席にも飛んでいけるのに!こんなに羽が欲しいと思ったことはない!」

「4階席のみんな、ちゃんと見えてる?近くに行けなくてごめんね」

と、ずっと気を使ってくれていたけれど。

 

 

 

ちなみに、「ちゃんと見えてる?」の返しに、大声で

「見えません!!!!!」

と返しているファンがいたのには、観客席もメンバーも笑っていた。

 

 

 

最後にひとりずつコメントを言っていくのだけれど、それも良かった。

一生懸命、苦労して作り上げてくれたステージだったのだなあと思った。

 

 

 

久しぶりすぎて、コンサートがこんなにパワーをくれるものだということを忘れていた。

また推しに会える時を楽しみにしているし、推しに負けないくらい頑張らなくてはいけないなと思う。

 

 

 

ほんとうに楽しかった!!SEVENTEENありがとう!!